2013年11月10日
神の倉山(仮称)

今日は名古屋市緑区の里山を紹介します。
緑区神の倉に広大な里山があります。
以前、この近所に住んでいたとき、散歩がてらに朝夕歩いていました。
特に名前がなかったので、勝手に「神の倉アルプス」と呼んでいた山です。
距離の短い縦走路があり、ちょっとした山気分を味わえるいい里山です。
縦走路の出発点は熊野社という立派な神社です。

神社裏手にある「毘沙門天」と消えかかった看板の横からが縦走路の始まりです。

しばらくはかなりハッキリとした踏み跡をたどります。
転居してから4年ほど立ちますが、道がまったく荒れておらず、絶対に手入れをしている道です。

少し歩くと、樹林帯をいったん抜ける開けた場所に出ます。

この後は少し尾根伝いの登りに入ります。

尾根の取り付きはキレット気味にザレていますが、特に危険はありません。
以前は先の開けた場所からのバリエーションで、この崖を登るためのフィックス(ザイル)が張られていたのですが、今はなくなっていました。

ザレ場を抜けると、神の倉アルプスの最高峰、「神の倉山」85mピークに到着します。
三角点の標柱はほとんどが埋没していますが、欠けなどもなくキレイです。
参考:国土地理院 旧2万5000分1地形図「平針」より

三角点で休憩をしていると、ガザガザという音。
動物の気配がします。
「ん!?タヌキか??」。

丸々と太った猫でした。
こちらの存在など関係ない様子。
一切無視して山の奥へ消えていきました(笑)。

この後、再び尾根伝いのアップダウンを繰り返します。
すぐ隣にあるゴルフ練習場の音が聞こえてくるとまもなくゴールです。


立派なイケメンの毘沙門天が立っています。
この縦走路は熊野社から毘沙門天へお参りをする参拝者ようの道がその発祥のようです。

毘沙門天への参拝道。
かなり急な階段です。


毘沙門天も樹林帯に囲まれて景色は望めませんが、静かなピークです。
名古屋市内でこのような里山が残っている緑区も宅地化が進み、人口が増え続けています。
貴重な里山をこれからも大切に守っていきたいものですね・・・。
Posted by 大槍太郎(JK2NOC) at 16:07│Comments(0)
│名古屋奥の細道
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