2014年06月21日
御嶽山
御嶽山3063m(木曽)2014/6/17
下山がまたまたハード。
こんにちは、大槍太郎です。
7月上旬の富士登山が決定し、やや本気モードになりつつある今日この頃です。
高度順応も兼ねて、木曽御嶽山に登って来ました。
御嶽は10年ぶりです。
前日の夜に名古屋を出発、田の原天然園で仮眠を予定していたのですが、中央高速を走行中に恐ろしいほどの睡魔に襲われ、最寄のサービスエリアで撃沈。
その後も2度の仮眠タイムのロス。
田の原に到着したのは午前6時前。
それにしても素晴らしい快晴。
王滝頂上もはっきりと見えます。
久々の3000メートル。
午前6時30分、登頂の無事をお祈りし出発します。
やはり天気の良い山歩きは気持ちが良いものです。
10年前の御嶽は高曇りだった記憶があり、天気によって印象もかなり違ってきますね。
8合目岩室、富士見石まではペースも順調。
「なかなかイケるな!」とまだまだ余裕があったのですが・・・。
9号目から想像以上の雪渓。
今年は雪が多いとは聞いていたのですが、これは多すぎでしょう。
ヤマレコなどの情報では、ノーアイゼンでもOKとあったのですが、思った以上に雪が絞まっています。
朝が早いということもあるのでしょうが、念のため軽アイゼンを装着しておきます。
これまた久しぶりの雪渓歩き。
ダブルストックとキックで慎重に登ります。
何とか雪渓を通過。
アイゼンを外します。
2つ目の岩室を越えたあたりから急激に頭痛。
標高が2700mを過ぎると順応具合によって出るいつもの症状。
昨年の南アルプスの時とまったく同じです。
要チェック。
王滝頂上が見えてきました。
この段階でペースがかなり遅れてきました。
1歩1歩がなかなか前に出ません。
王滝頂上の小屋や神社付近はかなりの雪が残っています。
アイゼンは装着しませんでしたがスリップに注意です。
神社でおまいりをして、いよいよ剣が峰に向かいます。
八丁だるみにて。
噴煙が噴出しているところは、まさに御嶽が活火山であることの証。
迫力のあるサウンド。
雲は多いですが、南アルプス方面も一望。
富士山は確認できませんでした。
いよいよ剣が峰が近づいてきました。
かなり苦しいです。
3000メートルを越えていることを実感しています。
すぐそこにある剣が峰が遠い遠い。
小屋周りは王滝同様に雪が多いです。
最後の石段がこれまたヘビー。
ぜんぜん足が上がりません。
午前11時、剣が峰3067mに到着。
想像以上に時間が掛かってしまいました。
後半の頭痛、軽い吐き気はまさに高山病。
これは富士登山までの課題ですね。
二の池方面から北アルプスを望みます。
穂高もしっかりと確認。
槍ヶ岳は残念ながら確認できず。
おなかは空いているんですが、ラーメンを作る余裕なし。
予備のメロンパンのみ摂取。
まったく味気ないピークでのランチ。
だんだんと頭痛も和らいできました。
深呼吸を意識することによって改善する感覚を実感。
呼吸法は大事ですね。
12時前、昼寝もできそうなポカポカの剣が峰ですが、そろそろ帰ることにしましょう。
下山がまたまたハード。
9合目の雪渓は、午後からの気温上昇でクサっています。
ノーアイゼンでかかとブレーキで降りますが、上り以上に手間が掛かります。
14:40分、王滝登山口着。
御嶽を振り返ると少し雲が出始めていました。
富士登山の練習と思って訪れた御嶽山。
さすが百名山と思わせるダイナミックな山でした。
高度順応などの課題は7月の富士登山までにいろいろと研究してみることにします。
我ながらまだまだであると実感させられた山旅でした・・・。
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