夏休み 南アルプス紀行その6
人間とは弱くて悲しい動物です。
先程まで這々の体で下山した奴が、小屋の前にある「エビスあります」の看板に吸い寄せられていくってどういうこと?。
つい数時間前には「ビバークもやむなし」なんて言ってた人間が生ビール如きにヘナヘナとなってしまいました。
生中ジョッキ700円也。
まあ無事に帰ってきたご褒美といたしましょう。
とりあえずガソリン(ハイオク)を補給したら、たちまち元気になりました。
シャリバテではなくて泡バテだったのでしょうか???
やっぱり生一杯ですむはずもなく。
ほていの焼き鳥や鯖缶などをツマミに、サントリー金麦500ml×2本などを追加補給。
やっとホッとした一時、今日は反省することがたくさんありました。
スケジュールと体調管理がこれほど重要なものということをあらためて知った1日でした。
なるべく消化の良い物をと思い、トムヤムクンオジヤなる実験料理(消化が良いのか悪いのか??)を食し、早々に寝ることにします。
河原から吹いてくる風が心地よく、いつの間にか眠ってしまったようです。
あまりの寒さに目が冷め、しっかりと入り口のチャックを締め直します。
その後、少し目が冴えてしまったので、明日の行動予定を考えることにしました。
体調次第ではそのまま下山も視野に、どうすべきかをもう一度検討してみます。
「仙丈か、名古屋に帰るか」。
ずーっとそのことばかりくを考えていたら、また寝てしまったようです。
夜半に雨の音が少し聞こえて来ましたが、フライから中に染みてくることはありませんでした・・・。
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